大人にきび治療に効果アリ!!ピル服用で体の内側から肌改善!!
大人にきびは女性の悩みとして最も多く、身近な肌トラブルです。特に、生理前に出てくる大人にきびは憂鬱な気持ちなるなど、気持ちの面でも落ち込むものです。そんな大人にきびを改善するとして、低用量ピルの服用が注目されています。ここでは、ピルのにきび改善効果についてお届けします。
思春期にきびと大人にきびの違いとは?
にきびと言うのは、思春期にきびと大人にきびの2つに大きく分類されます。この2つのにきびの違いは、成長ホルモンが盛んに分泌される思春期のにきび、ホルモンバランスの乱れからできる大人にきび、このように分ける事ができます。学生時代から社会人になってもにきびに悩まされている方も少なくありません。
思春期にきびは、体の成長で盛んに成長ホルモンが分泌される事によって、過剰分泌されてしまった皮脂が肌の毛穴に詰まる事がにきびの原因になっています。一方、大人になってからにきびが出るようになった方と言うのは、日々の不規則な生活や色々なストレスによって、体のホルモンバランスが乱れる事で発症している場合が殆どになります。日常生活において、偏食、睡眠不足、仕事のストレス、肌乾燥、月経不順など、大人にきびでは様々な要因が色々と重なる事でホルモンバランスが乱れてきて、体の不調がにきびとなって肌に表れます。また、大人になると乾燥肌でもにきびになりやすい為、口周りや顎ににきびができやすくなります。
大人にきびの種類とは?
白にきび
白にきびは、にきびの初期段階で皮脂が毛穴に詰まる事で肌が盛り上がります。炎症は起こしていないのですが、小さな白い点のようなものが肌に現れます。初期段階のにきびでは潰したくなりますが、潰してしまうとにきび跡として残ってしまう事もあるので、気を付ける事が大事です。
黒にきび
黒にきびは、白にきびができている所の毛穴が開いて、詰まった古い皮脂が酸化して黒くなった状態が黒にきびです。黒にきびも炎症は起こしていないので、シミやホクロに見える場合もありますが立派なにきびです。
赤にきび
赤にきびは、黒にきびがさらに悪化する事で、にきびが赤く腫れて炎症が起きているにきびの事を言います。この赤にきびは、にきびの皮脂がアクネ菌の栄養となって、よりアクネ菌の増殖を促すので、しっかりにきび治療を行っていかなければにきび跡に繫がります。
ピル治療と一緒に心掛けたい肌ケアとは?
顎
顎と言うのは、汗腺が少なく皮脂腺が多い場所になります。なので、ホルモンバランスが乱れる事で、その影響を受けやすい部位に該当する為、大人にきびができやすい場所です。日頃から緊張やストレスが多かったり、交感神経が優位になりやすかったりすると、大人にきびができやすくなります。ホルモン分泌には自律神経が司っているのですが、自律神経のバランスを整える事も大切です。
額
額と言うのは、皮脂腺が多くホルモンバランスの乱れの影響を受けやすい場所になります。また、前髪がある女性の方の場合、前髪が額に触れる事で汚れが付着したり刺激を受けやすかったり、額にきびの原因に繫がります。額ににきびができやすい方は、なるべく前髪は額に触れないようにするだけでもにきびケアに繫がります。
頬
頬と言うのは、皮脂腺が少なく乾燥しやすい場所になります。乾燥肌になってしまうと、ターンオーバーが乱れやすくなり、古い角質が肌の表面で留まってしまうので、皮脂詰まり発展してにきびの原因になります。また、メイクをしっかりクレンジングできていない場合にも頬ニキビの原因になります。なので、保湿スキンケアとクレンジングが大事になります。
口の周り
口の周りにできるにきびと言うのは、日頃のストレスや刺激のある食べ物などによってできる場合が多い場所になります。他にも、胃腸の不調が口の周りににきびとなって現れる事もあります。なので、自律神経を整える事、栄養バランスの取れた食事、質の良い睡眠の心がけも大切です。
生理前に大人にきびができやすい理由とは?
大人にきびを引き起こす原因には、男性ホルモンが大きく関連しています。男性ホルモンの過剰分泌によって皮脂分泌が活発になるので、にきびの元となるアクネ菌の繁殖に繫がってしまうからです。生理前の2週間の事を一般的に黄体期と言うのですが、排卵後の卵巣は黄体機能を持っており、黄体ホルモンを分泌します。
この黄体ホルモンが、実は男性ホルモンと似ているホルモンに該当するので、肌細胞が黄体ホルモンを男性ホルモンと勘違いを起こします。その事によって体内で皮脂分泌が活発化し、肌へも過剰な皮脂が出て、アクネ菌の繁殖を促してしまいます。結果、大人にきびが増えてしまい、大人にきびに悩まされる事に繋がってしまうのです。
生理前に肌荒れをしてしまう方も、男性ホルモンが関わっている可能性がある方も多く、男性ホルモンを抑制する事で大人にきびを軽減していく事ができます。その他にも、生理不順、多胞性卵巣症候群なども大人にきびの原因として挙げられます。これらは、ホルモンバランスの乱れを直す事で軽減される為、ホルモンバランスを改善する事で大人にきびをはじめ、その他の悩み改善にも期待できると言えます。
大人にきびの為のピル治療とは?
大人にきびの中で、ピルで治したり、ピルの効き目があったりするにきびと言うのは、ホルモンバランスの乱れが原因となって引き起こっているにきびです。ピルは、女性のホルモンバランスを安定させ、女性にとって嬉しい効果を色々と発揮してくれる薬になります。生理前ににきびができやすい場合にピル効果を期待する事ができたり、理不順や不正出血などの婦人科系症状がある場合にも効果的に作用してくれたりします。体内のホルモンバランスが安定する事は、ターンオーバーにも良く作用に、ターンオーバー改善で肌質が良くなり、にきび痕なども目立ちにくくなります。
ピルはエストロゲンと言って、皮脂の過剰分泌を促す男性ホルモンの働きを抑制する効果があります。エストロゲンには、潤いや滑らかさなど肌質への影響力にも優れており、潤いの素であるセラミド成分を増や働きもあります。ピルは継続的に服用する事によって、エストロゲンが常に補給された状態になるので、にきびのできにくい体質に変わっていく事ができます。
にきびにピルが効果的な理由とは?
男性ホルモンを生産している部位には、肝臓、副腎、卵巣が挙げられます。肝臓や副腎と言うのは働きのコントロールが難しいのですが、卵巣だけは可能となっています。なので、低用量ピルを服用する事によって排卵抑制し、男性ホルモンの産生量低下に繋げる事ができます。また、ピルに含まれている女性ホルモンのエストロゲンは、肝臓で働き男性ホルモンと結合するタンパク質を分泌するので、男性ホルモンの活動低下に繫がります。このように、ピルの作用によって男性ホルモン量と活性低下が期待できる低容量ピルは、にきび治療効果の大きなポイントとなっています。
低用量ピルと一言で言っても、種類によって効果には差が生じます。低用量ピルは、エストロゲンとゲスターゲンの成分が含まれており、ゲスターゲンの性質がにきび改善効果に大きく影響します。日本で発売されている低容量ピルは、このゲスターゲンに男性ホルモン作用が殆ど無いLNGホルモンが採用されています。なので、大人にきび効果が大きく期待でき、アクネピルとして注目されています。